※2018年1月19日執筆
玉名市のキュート漢方薬局にて映画「いただきます」を鑑賞。40年以上に渡り、天然素材の伝統食の給食や味噌作りなどの食育活動をしている福岡市の高取保育園の物語。
最後の場面、小さな子供が味噌汁を飲み干して恍惚とした笑みを浮かべたシーンが目に焼き付いた。いのちの同化のエクスタシー♬ 真なる快!
私も15年前に高取保育園の西福江園長をインタビューしたことがあったが、彼女の熱き信念がヒシヒシと伝わってくる素敵な映画だった。エンドロールには友人•知人の名前が何人も出てきて嬉しくなった。
《西園長語録より》
炭水化物摂取の主流が、お米から小麦に。タンパク質は魚・大豆から牛乳・肉へ。おかずは、野菜から脂肪分の多いものへ。調味料は、醤油・味噌から、砂糖・ソース・マヨネーズへ。家族食から、外食へ。急激な食の変化は、弱いこどもたちに一番に跳ね返ってきました。アトピー、アレルギーの原因のひとつに食があります。もう一度、日本人の当たり前の暮らし、当たり前の食事に帰ろう、保育の原点に立ち返り、命のいとなみを取り戻そう、そんな想いで、玄米和食の給食を続けてきております。市販の味噌は添加物を使って20日程度で作ってしまいます。大量生産のため加熱処理されると、発酵が止まってしまいます。本物の味噌は生きた酵母が呼吸しています。自分たちで作ったものをを食べることで、食に深い関心が生まれます。人間は経験したことしか記憶に残りません。そうしてできたみそ汁のおいしさは格別です。昔ながらの本当のお味噌のおいしさを、こどもたちの身体で知ってほしいのです。
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