TAO的パラドックス思考

熊本水害支援TAO塾プロジェクト 9日目

※2020年7月15日

昨夜、私が「心のアニキ」と尊敬する旭芳郎さんが我が家に宿泊。2008年、パーマカルチャーのデザインコースで出会ったのがご縁のきっかけだが、百戦錬磨の防災士である旭さんには、2011年小国町社会福祉協議会主催(JA阿蘇小国郷)で防災ボランティアについての講演をしてもらい300人を超える町民が参加。普賢岳から東日本大震災の救援活動について興味深い話をしてくれた。

今回の熊本水害では地元小国郷が大きな被害を受けたことで、専門家の旭さんに幾度となく質問の電話をしていたが、同じ防災士の谷口喜八郎さんと一緒に現地入りしてくれたのだ。

早朝、小国町で最大の被害地・杖立温泉旅館の被害状況を調査。防災センターの渡邊孝治さんや米屋別荘の河津順也さんとのミーティングでは、プロの目から見た注意点などについてアドバイス。さらには、杖立温泉に対して、支援金の他、沢山の支援物資を寄付して頂いた。
熊本水害支援TAO塾プロジェクト「つなGO! 小国GO!」の秋吉スマ子さんの美味しいランチを杖立の防災センターに運び、アニキらにも味わってもらった後、小国郷の南北両町の社協ボラセンに案内し、9年前の講演会以来の再会になる小国町社協の河津秀孝さん、南小国町社協の佐藤新一郎さんとボラセンが留意すべき点などについて助言を頂く。

その後、村山茂子さんと合流し南小国町で最大の被害地・白川温泉の旅館華匠庵へ。社長の古賀裕士さん、オーナーの井寿臣さんにヒアリング。大量の土砂が旅館内部や離れの家族風呂に流出。床に溜まった泥水の処理などについて様々な提言をもらう。

災害現場で必要なものをヒアリングし、全国各地に呼びかけ送られてくる支援物資を毎日各地に届けてはいるものの、コロナ対策等で、ボランティアは町内者だけに限られ少人数を余儀なくされている。そんな中、泥だし作業などで、一般的な電気による高圧洗浄機でなく、エンジン式のものや、発電機もインバーター付のものがあれば作業効率が格段に上がるのに・・・と思うことが多い。少ない人員の中での作業で時間が掛かり過ぎると、水害で床下に溜まった汚泥に細菌やカビなどが繁殖しやすくなり、悪臭の原因になったり、あるいは感染症などのリスクも高くなってしまうのだ。

TAO塾で進めるスマートサプライにも多くのご支援を頂いているが、やはり高額のものとなると難しく、地元の業者から購入して地域にお金を落とす方向へ動くとさらに負担は大きくなる。TAO塾に後方支援として頂いているカンパをつぎ込んできたが、さらなる一手が必要に感じている。

熊本水害支援TAO塾プロジェクト「つなGO! 小国GO!」では、小国町・南小国町のボランティア有志で、NPOの柔軟性と速攻性の特性を活かし、現在、被災地の日々刻々変化していくニーズをヒアリングしながら、スマートサプライを活用して無駄な支援物資が発生しないよう気をつけて活動しています。

●TAO塾のスマートサプライ
https://smart-supply.org/projects/kumamoto-tao-project/5f083588c08d420006041aa4?fbclid=IwAR2_67cexxhptv8zT5OeoQMWPfBn3vkqYZWuYRvj4BX0VrNhvOcJqHnkzBg

●熊本水害支援TAO塾プロジェクト 〜つなGO!小国GO!

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