TAO的パラドックス思考

ピエロックと食卓を囲み”エンデの遺言”を語り合う

3日間の小国講演を終えたピエロック一座の2人が4日ぶりにTAO来塾。小国の人気バー竹蔵のオーナーともしばし歓談。

その後、北里洋子先生の手料理を会食しながら3時間色々話す中でミヒャエル•エンデの話に。

エンデは、映画にまでなった「ネバーエンディングストーリー」や「モモ」などのファンタジー物語の著者。

「モモ」の中で、時間貯蓄銀行から来たという「灰色の男たち」が登場し、貧しくても心豊かに暮らす人々の前にして、こう語る!

「時間を節約して、時間貯蓄銀行に時間を預ければ、利子が利子を生んで人生の何十倍もの時間を持つ事が出来る」

しかし、灰色の男たちの実体は「時間ドロボー」😎
彼らの誘惑にのせられた人々は、余裕のない生活に追い立てられて人生の意味までも失ってしまう•••。

エンデの描いたファンタジーの背景にあるメッセージは、「将来」を輸入する一方で環境を消費し、地球の資源を食いつぶす現代人に向けた痛烈なる批判!

私の父が亡くなった1999年、NHKで「エンデの遺言」と題したドキュメンタリー番組が放送された。

エンデは晩年、現代人はなぜ働いても働いても豊かになれないのか?お金とは何か?を根源から問い直した。

その後、地域通貨に詳しい東京大学の丸山真人先生や「パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?」の著者•廣田裕之さん、日本総研の嵯峨生馬さんらに小国町に来てもらったり、辻信一さん、浦田龍次さん、坂田祐輔さん、吉田俊郎さんらと交流。私も月刊「信用金庫」に五千字原稿を書かせてもらった。

そうだ。月刊信用金庫の記事を今度ピエロックに送ろう♬

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