TAO的パラドックス思考

長男夫婦が考えた命名

初孫に会いに、赤飯を用意して、母と2人で福岡に住む長男のところへ向かう。

車中、母の祖父母、父母のこと、そして母の幼少期から今日に至るまでの歩みについて2時間ゆっくりと話を聞かせてもらう。

母にとっては、子は2人、孫は4人、そして今回誕生日の赤ちゃんで、曽孫が6人目となる。

半年程前に、長男から名付けのことで電話があり、「お父さんは、命名について画数、音義、漢字、和語等色々勉強してるから考えて!」と依頼された。

しかし、光栄ではあるものの、一生にそう数多くない我が子の命名の機会。本気で子供の健康と幸福について考える絶好のチャンスなので人任せにせずに、占い的な姓名判断にとらわれることなく、自分達で一生懸命考えることに意味があると丁重に断ることにした。

長男夫婦が2人で考え、3つの候補に絞り、その後、生まれ出た男の赤ちゃんを直接見て、「朔久(さく)」にしたという。

月初めを意味する「朔」、萩原朔太郎の「朔」、八朔の「朔」。

これから幾久しく月の満ち欠けを味わい歩む彼の長い人生。

いつか、我が人生のアニキの一人、畑中隆治さんの紹介でご自宅を訪ね、ゆっくりお話を伺った画家の草場一壽さん作の絵本「いのちのまつり•ヌチヌグスージ」を爺やが読み聞かせ今は亡き私の父や祖父母の話をしてあげることにしよう。

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