TAO的パラドックス思考

故郷の偉人・北里柴三郎博士の二人の外国人恩師

地元小国町の郷土史に詳しい原山光成さん(小国史談会会長)の「柴三郎を学ぶ」講座に参加。

柴三郎の熊本の医学校時代の恩師・オランダ人のコンスタント・ゲオルグ・ファン・マンスフェルト博士の言葉。

「教師は学校にいて直ちに学生を医者にしたてるものではない。学生をしてその研究上、行くべき道を指示し、且つ学生自ら研究すべき方法を教えるものである」

マンスフェルトは、「教師は、学生の長期的展望での成長を見通し、その個性にあった研究の方向性と自主的な研究姿勢に導く」という教育方針を持っていた。

それに引き換え、個性を無視した強制的促成栽培に走っている嫌いのある現代日本の教育界。
時代を超えて耳を傾けたい言葉だ。

そして、柴三郎の留学時代の恩師は、ドイツ人のロベルト・コッホ博士。

「近代細菌学」の父と呼ばれたコッホ博士と「近代衛生学」の父と呼ばれたマックス•フォン•ペッテンコーファー博士の対立については、以前、大学院の紛争変容学の教材として医療社会学的に考察してみたことがあった。

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その後、両者の確執は弟子たちにも受け継がれることとなる。

コッホ博士の弟子であった北里柴三郎とペッテンコーファー博士の弟子であった中浜東一郎(あのジョン万次郎の長男)の二人。

柴三郎VS中浜東一郎
柴三郎VS緒方正規
柴三郎VS森鴎外

互いの立場を逆にしてディベートしてみたらどうなる?•••それでも柴三郎の圧勝•••それとも?NVC•••

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